淋菌感染症 初期症状

頻尿やウミが出たりすると要注意

淋菌感染症(淋病)は、淋菌という細菌による性病であり、尿道、子宮頸部、直腸、のどなどの内膜や、眼の結膜と角膜を侵します。淋菌感染症は、一般的に性交渉によって感染し、初期症状としては、陰茎や膣から分泌物が生じたり、頻尿や急に尿意を催したりします。

 

男性が感染した場合には、通常、初期感染した部位にのみ症状が出ます。症状は感染後、3〜10日ほどして現われ、尿道に軽い違和感を生じ、排尿時に痛みを感じるようになり、陰茎から黄緑色の膿が出て、頻尿になります。

 

一方、女性が感染した場合には、症状が非常に軽いため、パートナーが感染していることが判明してから、ようやく感染に気付く場合も少なくありません。

 

女性が感染した場合には、感染後10日以上経過してから症状が現われます。一部の女性では、陰部に軽い違和感を感じ、膣から膿のような分泌物が出ます。中には、尿道も感染しますので、頻尿や排尿時の痛み、発熱など、症状が重症化する女性も存在します。稀に淋菌が血流に乗って、体のほかの部位に広がることがあります。それが関節の場合には腫れが出て、触れると痛み、動かすとひどい痛みを感じます。

 

また、血液に感染した場合には、発熱、体調の悪さ、1か所以上の関節の関節炎が生じることがあります。